SIMフリー

SIMとは

ケータイ、スマホ、タブレットなどの端末で、データ通信や音声通話を行うために必須のICチップのことです。

写真の赤枠内の黒い部分がiPhone5SのナノSIMです。通常は携帯ショップですべて設定後挿入されるので、見たことがない人も多いと思いますし、その必要もありませんでした。

でも、これがないと通話やメール、インターネットを利用できません。

 

SIMフリー

例えばDOCOMOのスマホやケータイ、タブレットを買ったらDOCOMOのSIMが入っている。 

そのスマホやケータイ、タブレットはDOCOMOの回線しか使えません。
 
日本では、大手キャリア(au,SOFTBANK,Docomoなど)がユーザーを囲い込むためにこのようにロックをかけて、他社の回線に任意に切り替えることができませんでした。
これらのことをSIMロックと言い、これらのロックを最初から解除したものがSIMフリーと呼ばれます。
 
海外では他社のSIMを挿すだけで、その会社の回線をスマホやケータイ、タブレットで利用できるのが一般的です。
 
SIMフリーのスマホということは、DOCOMOで買ったスマホでも、別の会社のSIMを挿せば、別会社の回線を使うことができる用になります。
したがってSIMフリー対応が行われることにより、利用者の選択肢が広がることが期待できます。他社のより良いサービスがあれば、気軽にそのサービスを使うことが可能になります。
 
総務省が今年5月からSIMフリー義務化するようにガイドラインの改正を行いました。
今回は義務化なので、キャリアは違反すると業務改善命令がでたりするので、キャリアも無視できない状態になりました。
 
この政策が徹底して実施されると、利用者にとって選択肢が広がることになり、自分の利用目的にあった会社と契約することができるようになります。

SIMロック

2015年4月までは、SIMロックがかかっていました。

SIMロックとは、契約したキャリア(au,SOFTBANK,Docomoなど)で購入した携帯やスマホは、それ以外のキャリアの携帯やスマホでは利用できないようになっています。

ですので、MNPで番号そのままで他社に乗り換えができても、携帯やスマホは買い換えないといけませんでした。

それが今年の5月以降徐々にですが、SIMフリーの製品が発売されるようになるので、他社に乗り換えてもそのままの携帯やスマホが使えるようになり、利用者にとって利便性が増すことになります。

MVNOとは

仮想移動体通信事業者(MVNO  Mobile Virtual Network Operator)。

もっと簡単にいえば、大手キャリア(au,softbank,docomo)から回線を借りて、独自のサービスを加えて通信サービスを行う事業者のこと。
各社独自サービスを加える事により、ユーザーを獲得しようとしている。
これから色々なMVNO事業者が出てくることが予想されます。
 
例えば、2015年1月にGoogle,ブックオフ、TUTAYAがMVNO参入を発表しました。
通信や電話関連以外の会社が参入を検討しているところもたくさんあるようです。
 
色々なMVNO事業者が参入することで、サービスも多様化されユーザーにとっていいものを選ぶことができるようになります。
これとSIMフリー化された商品提供が進むことによって、多様なサービス提供会社が参入し、適正な競合が生まれ、利用者にとってより良いサービスが生まれてくるでしょう。
 
MVNO事業者の新規参入が進むと、様々なプランやサービスが乱立する中で「何が自分に合っているか?」を見極めてことが非常に大切です。
 
ここではそれらの手助けとなるような、サイトにしていきたいと考えています。